浄水器は、水道水では安心して水を利用できないので、あえて消費者が購入する製品です。地域によって、水道水の味や安全性は異なりますが、河川が汚染されている地域では、水道水のまま、飲料することができないことはもちろん、水道水を利用しても美味しい料理を作ることができないので、少しでも安全で美味しいと思えるような水を要求するのです。各家庭に提供される水道水の安全性がなく、不味いという状況は、役所でもわかっているはずです。少しでも安全性を確保するために、浄水場で、殺菌処理をします。

しかし、塩素を利用しますので、殺菌処理後の水道水が安全性を確保しているとは言えないのです。塩素で殺菌処理をしますと、トリハロメタンと言う発がん物質を水道水に含ませてしまうことが多いです。妊婦の人や、乳幼児がいるご家庭では、安全性のない水道水をそのまま利用しようとは思わないはずです。そこで、ほとんどの家庭で浄水器を利用するのです。

人気があるタイプは、蛇口直結型のタイプです。自分で取り付けが可能ですし、浄水と水道水を使い分けるレバーなどもありますので、操作の上でも簡単で人気が高いのです。浄水器を購入する上で考慮しなければならないことは、フィルターの除去性能と寿命、価格です。安全性を確保するためには、全ての有害物質を除去できるフィルターが必要ですし、寿命を考えなくてはなりません。

短い場合ですと、3ヶ月で交換しなければならず、しかも本体の数倍もするような商品もあります。一般的に本体よりもフィルターの方が価格が高いので、フィルター交換をするならば、人気のある本体を購入した方が、安くなる場合も多いです。